深夜食堂の最新刊を読みました。
回を追うごとに出てくる食べ物の印象が薄くなってきたな…と思いました。
お話はいつもどおり食堂に集まってくる人たちの悲喜こもごも。
ストーリーは後味の良い話が多く、安心して読んでいられます。
でも出てくるメニューがいまいち頭に残りません。
初期の頃の赤いタコウインナーやポテトサラダ、
卵サンドやバターライス、ハムカツなどの
読んでるそばから食べたくなるような訴求力は弱くなってきたかも。
表紙についている帯にその巻に出てくるお品書きが載っており
8巻にはなくてガッカリでしたが、9巻で復活したようです。
後からあのエピソード何巻にあったかな?と探すときに便利で気に入っています。
そのかわり巻末の箸休めがなくなったようです。
マスターの外出の話し(特にカツカレーの話は好きです)とか
作者の裏話とか読めておもしろかったのに。
ドラマも1期は原作に沿っていて楽しんで観ていましたが
2期は無理やりなお涙ちょうだい話が多くてゲンナリしました。
ちょっと人気が出ると、あさっての方から変なテコ入れが入るのでしょうか。
3期があるとしたら、なるべく原作の飄々としたイメージを壊さず作って欲しいです。
今まで全然意識してなかったようなありふれたメニューが
すごく美味しそうに見えて食べたくてたまらない、という状態を
また味わいたいので、最新刊が出る度に買うと思います。