坂の映画

Posted 4月 10th, 2013 by TSUMA

TV放送されていた“コクリコ坂から”見ました。
所々良いシーンはあった気もしますが
説明不足から来る置いてきぼり感が強かったです。

主人公の海が友達たちから他の呼び名で呼ばれてたり
下宿人(?)のお姉さんの送別会の時に来たメンツが
よくわからなかったり(特に大人の男性は誰?)、
下宿屋を営んでいてお手伝いさんをパートで雇っているようですが
なんであんなに長女ばかり働かされるのか?
あの男の子は妹が先に好きになったのでは?
建物の取り壊しの撤回が簡単すぎじゃないか?
なんで男子学生が汚した建物を、女子学生が掃除してやらないといけないのか?
使う人が掃除すればいいじゃないか、母親じゃないんだから…などなど
自分の理解力が低いのか、意味不明なことが多かったです。

特に長女ばかり働かされる件にはかなりの違和感がありました。
歳の近い兄弟もいるのに、そっちは遊んでばかりで
特に主人公がカレーの肉を買いに行く場面は
自転車二人乗りの盛り上がりシーンがありましたが
TV見てるから行けないとか何なんだよ!とイライラしてしまいました。
祖母にあたる人(?)も割と若くて元気そうなのに
主人公が用意した食事を偉そうに食べるだけだし。
朝早くから夜まで、長女だけ下宿屋でこき使われるとか
夫が死んだとしても、母親はあの家に身を寄せない方が良かったのでは?
自分は留学だからと子供はほっておきっぱなしみたいですし。
男女差や兄弟間で差別があるのが大嫌いなので
まずその部分が嫌すぎて、他の良いシーンがかすんでしまいました。

まあ、ジブリアニメは健気に働く若い女の子が大好きですから。
兄弟の疑いが出ても、親の事情より自分の恋心(?)の心配ばかりの
主人公で、これまたお花畑過ぎる…と思ったり。
ジブリ名物の、食事のシーンもいまいちだったし。
我慢して見た時間に釣り合わない、がっかり映画でした。
ラピュタみたいな、単純明快な楽しいアニメが見たいですね。

 


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