TV放送されていた“コクリコ坂から”見ました。
所々良いシーンはあった気もしますが
説明不足から来る置いてきぼり感が強かったです。
主人公の海が友達たちから他の呼び名で呼ばれてたり
下宿人(?)のお姉さんの送別会の時に来たメンツが
よくわからなかったり(特に大人の男性は誰?)、
下宿屋を営んでいてお手伝いさんをパートで雇っているようですが
なんであんなに長女ばかり働かされるのか?
あの男の子は妹が先に好きになったのでは?
建物の取り壊しの撤回が簡単すぎじゃないか?
なんで男子学生が汚した建物を、女子学生が掃除してやらないといけないのか?
使う人が掃除すればいいじゃないか、母親じゃないんだから…などなど
自分の理解力が低いのか、意味不明なことが多かったです。
特に長女ばかり働かされる件にはかなりの違和感がありました。
歳の近い兄弟もいるのに、そっちは遊んでばかりで
特に主人公がカレーの肉を買いに行く場面は
自転車二人乗りの盛り上がりシーンがありましたが
TV見てるから行けないとか何なんだよ!とイライラしてしまいました。
祖母にあたる人(?)も割と若くて元気そうなのに
主人公が用意した食事を偉そうに食べるだけだし。
朝早くから夜まで、長女だけ下宿屋でこき使われるとか
夫が死んだとしても、母親はあの家に身を寄せない方が良かったのでは?
自分は留学だからと子供はほっておきっぱなしみたいですし。
男女差や兄弟間で差別があるのが大嫌いなので
まずその部分が嫌すぎて、他の良いシーンがかすんでしまいました。
まあ、ジブリアニメは健気に働く若い女の子が大好きですから。
兄弟の疑いが出ても、親の事情より自分の恋心(?)の心配ばかりの
主人公で、これまたお花畑過ぎる…と思ったり。
ジブリ名物の、食事のシーンもいまいちだったし。
我慢して見た時間に釣り合わない、がっかり映画でした。
ラピュタみたいな、単純明快な楽しいアニメが見たいですね。